2009年09月29日

ランチパック。

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朝の大井町駅、ホームのベンチ。

ボクは優雅にランチパックを食べていた。大好きな三種のチョコ味。

ゆっくり食べたいからと、
自由ヶ丘で買ってから、わざわざ食べずに持って来たものだ。

そんな時だった。
隣に座っていたばあさんが、思わぬお願いをして来たのだ。

「それ、一個ちょうだい。」

「えっ?」
反射的にそう答えていた。

正気か?ランチパックだぞ?
チロルチョコ一個みたいに言うなよ。

だが、そんなボクの心情など意に解さず、
まるで、終戦時の少女の様な目で、無邪気に言うのである。

「ギブ ミー 三種のチョコレート。」

こうなると話しは別。
心はすっかり米兵さんである。

「あ、どうぞ。」
ボクは、笑顔で残りの一つを差し出した。

「ありがとう、米兵さん。」

そう言って少女(ばあさん)は、到着した汽車(京浜東北線)
に乗り込み、無邪気に手を振るのであった。



となるはずだった…。

なんと、そのばあさん、
差し出されたランチパックを見てこう言ったのだ。

「うふふ、冗談よ。」


「く、くそばばあ。」

怒り狂った米兵(ボク)は、氷のような目でピストルを取り出し、
何のためらいも無く、ズキュン…。世が世ならね。



ばあさんよ、良かったな。平成で。

posted by Cho-Q at 23:44| Comment(2) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Vege-Mart@IDEEshop

山形どりいむ農園直送やさい市、Vege-Mart。
今回は自由が丘のインテリアショップ、IDEEにて開催されました。
その様子ムービーできました。

posted by Cho-Q at 17:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

耳に綿棒 アンジェラ まじない

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ボクには、面白いコトがあるとメモをとる癖がある。

今日もメモを取ろうと、
バスで隣にいた女子高生たちの会話に耳を傾けていた。

「アンジェラがさあ、ピアスの穴、広げたいらしいんだあ。
で、穴に綿棒つっこんだまま授業うけてんだあ。まじなくない?」

するとメモはこうだ。

耳に綿棒  アンジェラ  まじない

満足だった。どうかと思うけど、
新しいポケモンをゲットした、さとしの様な気持ちなのだ。

まあ、それはともかくとして不注意だった。

こともあろうにそのメモの書かれたiPhoneを手にしたまま、
ウトウトしてしまったのだ。

30秒くらい経ったのだろうか。
右側からの強い視線を感じ、ボクは目覚めた。

ギャル達がこっちを見ている。
しかも、あの思春期特有の何とも言えないイライラした視線で。

「見たな。」

一瞬でそう悟ったボクは、そのままくるりと前方へ首をひねり、考えた。
何と言おうか。

「また勝ちましたね、白鵬。」と切り出すのはどうか。

多分だけど、カジュアルだ。カジュアル過ぎる。
ならば、ここは人生の先輩らしく、こう投げかけてみてはどうか。

「夢は、あるのかな?」

おそらくだけれど論点は、ずれない。
もうそれならばこんなのはどうだろうか。

「ピ、ピカチュウ。」

もういい、もういいや。警察にでも何でも連れて行って…。

そう観念したところで目的地、自由ヶ丘駅の一つ手前、
八中前商店街でバスが停車。

ボクは視線も顔も前向きに固定し、
え、もしかしてアイボですか?
みたいな歩き方でバスを降りたのだった。

ギャル達はバスの後ろ側の窓に張り付き、こちらに冷めた視線を送り続けている。

そしてその中の一人の口は、固い表情を保ったまま、こう動いていた。

「ウケルネ。」

トボトボと自由ヶ丘駅まで歩きながら考える。

「オレ、就職出来るのかな。」
posted by Cho-Q at 16:13| Comment(3) | エピソード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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